転職をしたらまずすべきことについては前回書きましたが、今回はそこで決めた自身の転職活動のゴールに沿った企業選びについて記載したいと思います。
本題に入る前ですが、個人的には新卒での就活も同様ですが、転職活動といったゲームの仕組みを理解することは非常に大事だと思います。
企業:会社に貢献する便利な人間が欲しい
求職者:最大限の条件(給与、労働環境、働き甲斐等)を勝ち取りたい
といったシンプル構図の中、大事なのは転職者が強力なロジック(志望動機、経験、スキル等)を構築して自身の主張(御社に入社したい)をいかに補強することに尽きると思います。これは会社でも実際にやっていることですよね。営業でも社内への説明資料でもあらかじめ持っていく方向性を決めて、それをサポートする根拠をいかに集めるか(それっぽく見せるか)。
僕自身は新卒の就活時にそこまで理解できず、何をどう伝えたらいいかが分かっていなかったな~と2度の転職を経て気づけました(遅すぎる)。
ということで、僕が転職時に整理したメモを参考までに共有させていただきます。僕の場合は、通勤時間を利用してスマホのメモに整理し、Gmailで自分宛てにメール送付し、転職エージェントと話す時等にPC・タブレットでも見返せるようにしていました。
◆目的:平日でも心身ともに健康な状態で子供と過ごすことができる労働環境を勝ち取る
◆そのために必要な条件は主に下記4点。
①在宅勤務が可能 or/and 家からの通勤が30分以内
②残業時間20h/月以内
③ハラスメントなし
④できれば英語力を活かせる業務に従事したい
◆逆に捨ててもいいものは次のとおりとしました。
①給与は現状維持or多少下がってもいい(具体的にここまでだったら下がってもいいという金額感も持っていました)
②企業の急成長感はなくてもいい(今までは成長企業だった)
③業界・職種は変わってもいい(新たなスキル習得に向けた労力は厭わない)
◆上記の整理にあたっては、在職中の職場の問題点/良い点を整理しました。また、問題点については解消できないのか、転職ではなく異動できないのかについても併せて考慮しました。
正直この程度の内容をメモしておく必要があるのかと思われるかもしれませんが、転職活動を進めてエージェントとの会話を始めると、「この案件はどうですか?」と個別の案件への応募要否を判断することとなり、軸を持っていないとなんとなく条件が良いからといった理由で応募し、内定をもらったらからそこまで悪くなさそうだし入社といったことにも繋がりかねないかと思います。木(個別案件の条件)を見て森(自身の転職活動を目的を果たせるか)を見ずの状態に陥らないように、転職開始時の初期衝動をしっかりと整理しておきましょう。
コメント