今回は、英検1級合格に向けた勉強の方針・戦略設定について紹介したいと思います。いきなり各論(個別パートの対策)に走るのではなく、全体を把握したうえで、どこを重点的に対策することが大事かを見極めることが必要ですね!
まず初めに英検1級試験の全容を把握することが大切です。
そのうえで、自分自身の能力(苦手分野と得意分野)に応じて試験対策の方針を立てることが重要だと思います。
また、目の前の1次試験のみに気を取られてしまいますが、2次試験で求められる内容も念頭に置きながら1次試験対策をすることで、効率的な学習ができると思いました(1次試験のライティングの学習は2次試験のスピーチでも活きる、というか必須)。
英検1級の試験概要
英検のウェブサイトを参照のうえ、下記のとおり整理しました。
試験時間:一次試験(筆記100分 / リスニング約35分)、二次試験(英語での面接約10分)
1次試験の試験内容(英検ウェブサイトより):

2次試験の内容(英検ウェブサイトより):
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1次試験の配点:
Reading 850 Listening 850 Writing 850
対策方針(僕の場合)
全体方針
過去問を一度解いたうえで、自分の場合、特に重点的に対策が必要なのは、単語(見たことがない単語が多すぎる)、ライティング(難しい&どうやって対策したらいいのか不明)だと認識して、特にこの2領域に関して重点的に時間を割くことを決めました。特にライティングは要約問題と普通の作文問題の2つで850点と、全体の中での比重がかなり大きく、対策は必須と理解しました。結果的に、もともと決めた方針からぶれずに、「単語」「ライティング」に注力することで、無事に合格&なんとなくスキルアップした実感もあるので、当然皆さんに合った方針は異なると思いますが、時間がない中で何に注力すると合格につながるのかを明確にイメージしたうえで取り組むことが大事かと思います!
単語
難しい単語ばかりで、こんなものを本当に覚えることができるのか(覚えて意味があるのか?)と、なかなかやる気は起きませんが、暗記さえすれば確実に得点できる&結構新聞や記事で使われる語彙もあるため、費用対効果は高いと考え、重点対策項目に設定。

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リーディング
今まで英語を勉強してきた人にとっては、さほど難しくないように思い、特にリーディング用のテキスト等は不要と考えました。毎朝BBCとか読んでいたら特段の対策は不要かと思います。問題も奇をてらったものはなく、意地悪な設問はないかと。ただし、専門分野の文章が多いので、専門用語等も含めて単語は勉強しておくに越したことはないですね。
リスニング
めちゃめちゃ難しいわけではないですが、慣れは必要と思い、過去問をこなすことに加え、毎朝podcastでCNNのニュースを聞くことに。リスニングが苦手でなければ、このために特別な対策は不要と判断。
ライティング
これが一番対策のやりようがないように思われ、不安でした(笑)特にお題に対して3つの論拠を示すネタを1-2分程度で思いつくようにするためには特訓が必要であり、使いまわせるフレーズの準備等も含めて、かなりの時間を割くことを覚悟しました。

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スピーキング(2次試験)
こちらは1次試験合格後からの対策となります。
2次試験は、「与えられた5つのトピックの中から1つ選び、スピーチを行う。(2分間)」⇒「スピーチの内容やトピックに関連した質問に答える。」という内容になっており、そもそも何がトピックになるのか選べない中でメモもとれず2分間スピーチをするなんて、無理やんと思っていました。いかに自分なりの鉄板形式を使い、どのようなトピックでも対応できるように準備する必要(上記ライティングの対策と一部重複)があると認識。加えて、英語で話す&聞くのコミュニケーションに慣れておく必要から、オンライン英会話(レアジョブ)を週1-2で実施。

総合対策
これは過去問で十分でしょう。過去問をすべて解いて、採点して、ミスしたところの原因追及をするだけでめちゃくちゃ時間かかります…。この時間確保だけでも相当です。

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まとめ
忙しいビジネスマンが効率的かつ効果的に英検対策を進めるには、最初の戦略策定が重要です。僕の場合、何か特殊なことをしているわけでもなく、鉄板の対策本(過去問、パス単等)やアプリで十分かなと思います(それ以外に手を出す時間はないのでは…)。上記対策での僕のスコアは1次2次合計2776/3400でした。
それでは、次回以降で具体的に単語、ライティング、2次対策をどうしたかをまとめていきたいと思います。
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