今回は英検1級の語彙問題の対策方法について、僕が実施していた勉強法を紹介します。
(英検1級対策の全体像はこちら)
先にポイントをまとめておきますね!
◆”一つ一つの単語・熟語を丁寧に”ではなく、単語帳を何周も回して、何度も読み返す
◆ノートは作らない
◆パス単と出た単(アプリ)があれば十分
◆(5分でもいいので)短時間でもとにかく毎日繰り返す
語彙問題の重要度
まず、英検1級1次試験における語彙問題の割合ですが、リーディング全35問中なんと語彙問題が22問を占めます。しかも最初の設問となるので、ここでうまくいかないと精神面でもその後の回答に影響します。恐らく(英検1級を勉強したことがない)ほとんどの日本人が知らないであろう単語ばかりで難しいです。しかし、あくまで単語・語彙は覚えたらそれだけで得点可能なので、個人的にはコスパ(対策にかける費用および時間と結果)は良いと思います。
語彙問題対策に必要な勉強
とにかく毎日繰り返す(あきらめない[精神論])
正直英検1級の語彙問題に登場する単語は最初は意味不明です。僕は英検1級取得までに国連英検A級までは取得済みなのですが、初めてサンプル問題を確認した際には、見たことがない単語ばかりでビビり散らしました。しかし、こんなに知らない単語がたくさんあるのか=まだまだたくさん勉強しがいがあると無理やりポジティブに思考を切り替えて学習を継続しました。
また、真面目な人ほどわからない単語をじっくり時間をかけて読み込んで頭に入れようとしますが、英単語学習は何回その単語に出合うかが大事です。仮になかなか覚えられない1つの単語があってもその単語を10分眺めても意味がありません。高速で単語帳を周回しましょう。
僕の場合は、主に次のような時間を活用して単語帳(パス単)、アプリ(出た単)を繰り返し読んでいました。
- 通勤時間(電車に乗っている往復80分のうち約60分程度:残りは新聞を読む時間)
- 仕事の昼休憩(休憩が1時間なので、20分でご飯を済ませて残りは出た単)
- 休日の空き時間(子供がYoutubeを見ている間、寝た後等)
単語学習の良いところは、隙間時間でも有効に勉強できるということです。スマホ(出た単)さえあればいつでもどこでも学習可能です。家で机に向かう時間は別の学習(ライティング対策、過去問等)に充てましょう。
毎日英語の記事を読む
単語だけでは飽きますし、実際に英文を読みながらそこで出てくる単語と文脈をセットで覚えておきましょう。単語単体で覚えようとするより記憶に残りやすいと思います。
僕の場合は、毎日通勤時間にBBCをスマホで見て気になる記事を1-2記事読んだ後に、単語帳を勉強し、その後会社の最寄り駅についてからはポッドキャストでCNNニュース等を聞くというルーティーンにしていました。
単語・表現ノートは不要
自分なりにきれいにノートに整理したいという方の気持ちは理解できますが、学生で時間があるならまだしも、社会人・子育て等で時間がない中でノートを作って勉強は不要と思います(そもそも単語帳に書いてあるものをあえてまとめなおす程の意味はないかと)。先述のとおり、ノートを作る時間があるなら、何度も単語帳を周回することの方がよほど大事&効果があると思います。コスパ(投資効果)重視でいきましょう。
※あくまで単語についてノートにまとめなおすのは不要と考えますが、ライティング・スピーキング対策でネタ・表現をしたためておくというのはある程度必要だと思っています。
まとめ
単語は短期間での記憶定着は難しいので、早めにとりかかりましょう。毎日たくさんの単語に触れ、単語帳を何周もするのが大事です。最初は全然覚えられず嫌気がさすかもしれませんが、繰り返せば絶対に覚えられるので、めげずに頑張りましょう!
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